韓国では誕生日にわかめスープを食べる習慣があります。
韓国ドラマなどでよく見かけるのではないでしょうか?
「スープを食べる」と表現するのは、「飲む」よりもむしゃむしゃ食べる感覚に近いから。
ご飯を入れてクッパにしても、子ども用メニューにも最適。
そこで、わざわざお店に行かなくても家で簡単に作れるわかめスープレシピを紹介します。
例えば”커피를 먹다“(コーヒーを食べる)も普通。
韓国のわかめスープについて解説
まずは韓国のわかめスープについて解説します。
誕生日になぜわかめスープ?
なぜ誕生日にわかめスープを食べるのでしょうか?
わかめスープは、産後の女性が食べる定番の滋養食。子供が生まれたらひたすら毎日食べる習慣があります。
出産という命がけの大仕事をした体に栄養を補給し、体調を整えると信じられているため。
その流れで、毎年誕生日になると子供の成長と健康だけでなく、母親への感謝の気持ちをこめて食べるようになったのだとか。
昔は、栄養状態が悪く出産後体を壊す女性が結構いたため、わかめスープが貴重でした。
確かにわかめは、ビタミンやミネラルが豊富で体にいいですよね!
わかめスープの種類
わかめスープの種類は大きく2つ。牛肉入りか海鮮系に分かれます。
牛肉が入ったスープは、肉汁が深い味わいが魅力。
海鮮系は、カレイやスケトウダラ、アサリやアワビなどがあります。地域性もあるのですが、例えば済州島ではウニやアワビ入りのわかめスープがおいしいです!
家庭で作る場合、牛肉のほかにツナ缶を入れたり鶏を入れたりする場合もあります。
やっぱりスタンダードは牛肉入りスープ!
韓国わかめの種類
韓国で市販のわかめは、生タイプと乾燥タイプ、塩で保存性を高めた塩蔵わかめなどがあります。
わかめには、ビタミンやミネラル、カルシウムが豊富。また、スープに入れるわかめは、肉厚で歯ごたえがあるものばかり。
ぐつぐつと煮込むので、分厚いほうがわかめのうま味がでます。
お店では産後ママさん用の高級わかめが売られていますが、やはり肉厚なものが多いですね!
韓国風わかめスープの作り方
それでは、わかめスープの作り方を紹介します!
今回は、干したらを入れたわかめスープレシピにしました。
材料(4人分)
【わかめスープの材料】
材料 | 量 |
乾燥わかめ |
30g ※肉厚なタイプがおすすめ |
干したら |
15g ※牛肉を入れるときは100gくらい |
【だし汁用】煮干し | 10g ※ダシダで代用OK |
グックカンジャン ※韓国の汁もの用醤油です。 |
大さじ2くらい |
アミの塩辛 |
若干 ※あれば |
ごま油 | 大さじ2 |
おろしたニンニク | 2かけ ※なくても大丈夫 |
刻みねぎ | ネギ4~5㎝分 |
韓国食材店で買えますが、韓国調味料はこちら↓
ワカメスープの作りかた
1. 乾燥わかめと干したらを水に戻す。
2. 鍋に水と煮干しを入れてダシ汁を多めに作る(1ℓ~)。(※写真は煮干しだし用パックを使っています)
3. 1は水をきって食べやすい大きさに切る。たらも細かい骨を除去して切る。
4. 熱した鍋にごま油を入れてニンニク投入。たらとわかめを入れて炒める。
5. グックカンジャンを入れて炒め、2のだし汁を入れる。
6. 15~20分間しっかり煮込む。
7. 味をみながらアミの塩辛やグックカンジャンで味をととのえる。
8. 刻みネギを入れる。
できあがり!
ぬるぬるの栄養満点わかめスープ

簡単に作れて体にいいわかめスープ。韓国食材店へ行けば材料が全部そろいます。
家にあるものでも作れますが、調味料はなるべく韓国のものにするのがおすすめです。
最低必須の韓国調味料は グックカンジャン。
本場に近い味わいに作れますよ!